フォトグラメトリ

フォトグラメトリを手持ちの機材で高解像度を目指す方法

アトリエブラウンの遠藤です。

今やフォトグラメトリはアプリで手軽にできます。

しかし高解像度を目指すのなら一眼レフがイチ押しです。

高解像度というのは写真だけだけでなく、メッシュの出来にも関わってきますので侮れません。

昔ながらのやり方ですが、一眼レフとストロボで撮影します。

一番安定しているのでこのやり方でやっています。

フォトグラメトリを自宅撮影する方法

(画像は紫でなくピンクの髪飾りを撮影しています)

実は最小機材できれいに撮れるのです。

一眼レフカメラ、ストロボ機材、回転台があればOK.

画像のストロボ機は去年買ったばかりですが、10年前に買ったものが調子悪くなって買い替えました。

前のストロボはものすごい安い製品だったのですが、それでも綺麗に撮れていました。

カメラはプロ仕様を使っていますが、入門機でも大丈夫です。

回転台は通販で驚くほど安く購入できます。

カメラ好きさんなら手持ちの機材でフォトグラメトリの綺麗なデータが撮れるということです。

フォトグラメトリ-髪飾り

自動の回転台もあるのですが、手動で回して、リモートシャッター切ります。

上から一周、真ん中から一周、下から一周など角度を変えます。

気の遠くなる作業かと思いますが、結構あっという間にできます。

RealityCaptureで計算させて、ZBrushへインポートさせます。

垂れ下がった部分は後で切り離してボーンを入れる予定なので向きはこだわりません。

どういう向きでどの高さで撮るかは被写体によって変えます。

ワイヤー台など100均などで買い集めています。

今回は花などを挿す緑のスチロール剤?を使いました。

フォトグラメトリ-髪飾り-ZBrushインポートしただけの状態

ノイズ除去前ですが、結構綺麗な出来です。

フォトグラメトリ-髪飾り-ZBrush

いらないものを削除し、スカルプト作業をした後のもの。

UV展開します。

髪飾り3DモデルUV展開

フォトグラメトリ-髪飾り-C4Dでペイント

統合型ツールにインポート。

フォトグラメトリ-髪飾り-c4Dフォトグラメトリ-和風飾り3Dスキャン

テクスチャを直してもうすぐで完成。

こんな感じでメッシュの数を少なくし、無駄のないきれいなデータにするのが撮影後の作業です。

もうこの流れは何百回もやってきたのでお手のものです。

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